フェーズ・フロー・チャートは、プロセッサが各命令を実行する際に、各フェーズにおいて、プロセッサの各部でどのような状態遷移が起こるかを表にしたものである。
注:以下はいくつかの命令についての例であり、中間報告書等では設計対象とする命令全てをカバーできる形で記述すること。 (これをレポートにコピー&ペーストしても、設計によっては嘘を書くことになるので、ちゃんと自分の設計では、どのフェーズでどの動作を行うかを示すこと。なお、中間報告書等では、SIMPLE設計資料からの差分を示すだけでもよい。)
命令 | P1 | P2 | P3 | P4 | P5 |
---|---|---|---|---|---|
HLT |
・(PC)→アドレス・バス ・PC++ ・データ・バス→IR | HALT | |||
ADD |
・レジスタRd→AR ・レジスタRs→BR |
・ALUで(AR + BR) →DR ・条件コードを設定 | DR→レジスタRd | ||
AND |
・ALUで(AR & BR) →DR ・条件コードを設定 | ||||
SLL |
・レジスタRd→AR |
・ALUで(AR << IR(7:0)) 空いたビットに0を挿入 →DR ・条件コードを設定 | |||
LD |
・レジスタRb→BR |
・ALUで(BR + 符号拡張したIR(7:0)) →DR |
・DR→アドレス・バス ・データ・バス→MDR | MDR→レジスタRa | |
BE | PC→AR |
・条件コードZが0ならば ALUで(AR + 符号拡張したIR(7:0)) →DR | DR→PC |